警察署に搬送中、自殺阻止のため口にタオルを押し込まれた男性=当時(24)=の監視を怠り死亡させたとして、佐倉区検は21日、業務上過失致死罪で千葉県警印西署の男性警部補(60)ら警察官3人を略式起訴した。

佐倉簡裁は同日、警部補に罰金30万円、男性巡査長2人に各罰金20万円の略式命令を出し、全員即日納付した。

起訴状によると、3人は昨年6月10日、泥酔して保護された男性が舌をかみ自殺するのを防ぐため、口にタオルを含ませるよう男性の同僚2人に要請。搬送時の監視を怠り窒息による低酸素脳症を起こさせ、同24日に死亡させたされる。

今年11月に県警が3人を書類送検していた。県警は21日、警部補を本部長注意、巡査長2人を所属長注意の処分とした。 

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