28日の国債市場で長期金利の指標である新発10年物国債の利回りがマイナス0.005%に低下した。マイナスとなるのは2017年9月以来、1年3カ月ぶり。世界経済の不透明感から欧米の長期金利が下がったことが波及し、日本でも安全資産である国債を買う動きが強まった。

米国では2019年に利上げが打ち止めになるとの観測が強まり、米10年債利回りも2.7%台に低下している。株式市場も不安定な状況が続いており、世界的に安全資産である国債に資金が向かっている。

日銀は長期金利をゼロ%程度に誘導する「長短金利操作」を続けている。27日には来年1月の国債購入方針を公表したが、12月と同じ計画だったため、市場では「日銀は金利が0%以下になることを許容する」(SBI証券の道家英二氏)との見方が広がった。日銀が28日公表した12月19〜20日の金融政策決定会合の主な意見では「(長期金利が)一時的にマイナスになることも許容すべきだ」との指摘が出ていた。

2018/12/28 15:48
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39504350Y8A221C1EA4000/?nf=1

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