【ゴーン氏逮捕】ルノー幹部も関与"仏紙報道 【フランス】

日産自動車の前の代表取締役、グレゴリー・ケリー容疑者やルノーの幹部が、前会長カルロス・ゴーン容疑者の高額の報酬を、「合法的」に支払う方法を模索していた可能性があることがわかりました。

 これは、日産がルノーに提出した調査報告書を入手したフランスの経済紙「レゼコー」が報じたものです。

それによりますと、2010年4月にゴーン容疑者の報酬問題を担当していたケリー容疑者が、
ルノーの女性幹部に「金額を公表せずに報酬の一部を、日産とルノーの統括会社に支払わせることができないか調べてほしい」と打診していました。

 日本では、2010年から上場企業に対し、年間1億円以上の報酬を得ている役員の名前や金額を公表することが義務づけられましたが、日産の報告書
には、ゴーン容疑者の意向で高額の報酬を支払う合法的な方法を模索していたと記されているということです
 最終的にフランスの法律に抵触すると判断し、実行されませんでしたが、ゴーン容疑者の高額報酬問題に、ルノー幹部も関わっていた可能性があり注目されます。(20日03:34)。