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1月14日の成人の日を前に13日、福井県内全17市町で平成最後の成人式が行われ、計8284人が大人の第一歩を踏み出した。
真新しいスーツや華やかな振り袖姿の新成人たちは希望に満ちあふれ、式典会場で旧友や恩師との再会を喜んだ。

鯖江市では、市文化センターでの成人式に参加した617人全員に、記念品として地元産の眼鏡を贈った。
高い技術力を誇る古里の産業を再認識するとともに、日頃から「めがねのまち」を勤務先や学校で広く発信してもらう狙いだ。

昨年に続く取り組みで、男性用、女性用ともプラスチック製やチタン製など3パターンを用意した。
デザインは今年だけのオリジナルで、新成人でつくる成人式実行委員会の意見を取り入れ、ファッション性の高い製品を完成させた。
つるに「20years old Anniversary2019」と刻まれている。

県眼鏡工業組合の協力を得て、市内のメーカーに製作を依頼した。眼鏡拭き、ケースとともに受付で一人一人に配った。

式の最後に全員で眼鏡を掛けて記念撮影した。実行委員は「おしゃれに仕上がって満足している。視力の良い人も
ファッションとして掛けてもらえたら」と話した。