東京都武蔵野市のごみ処理施設「武蔵野クリーンセンター」で19日、巨大クレーンがごみを処理する様子を眺めながらバーでお酒が飲めるイベントが行われた。

 バーは、可燃ごみが集まる「ごみピット」を囲うガラス張りの見学スペースに設置された。参加した約70人は、地ビールやつまみを楽しみながら、巨大クレーンがピット内のごみをかき混ぜて燃えやすさを均一にした後、焼却炉に運んでいく様子を見学した。

 参加した横浜市保土ヶ谷区の地方公務員の女性(30)は「ごみが混ぜられているのを見ながらお酒を飲む機会なんてめったにない。大興奮です」と満足そうだった。

 同センターは2016年に完成。ガラス越しの見学スペースを設けてごみ処理過程を「見える化」し、17年には公益財団法人「日本デザイン振興会」が主催するグッドデザイン賞を受賞している。

 バーは、同センターと市観光機構が観光スポット化を狙って昨年12月から始め、今回で4回目。

ごみ処理見学、お酒片手に…観光スポット化狙う
2019年01月20日 11時25分 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/eco/20190120-OYT1T50026.html