三重の麻疹集団感染、発生場所はMC救世神教の中高生2世信者研修会と判明

集団感染で麻疹に罹患した青年信者のものと思われるツイート
昨年12月末に三重県内の「民間団体」が開いた研修会へ参加した10〜20代の男女が麻疹(はしか)に集団感染した問題で、この団体が世界救世教の流れを組むMC救世神教であると判明した。

◆三重県内で麻疹の集団感染が発生!
 昨年12月23〜30日に三重県津市で開かれた民間団体の研修会参加者が今月5日以降、発熱や咳などの症状を訴え麻疹に集団感染していた騒動で新事実が判明した。

 研修会には10〜20代の男女49人が参加、15日の時点で27人の感染が確認されている。 三重県庁医療保健部薬務感染症対策課感染症対策班の発表によると、27人のうち県内に居住する麻疹陽性者は22人。その中の18人に麻疹ワクチンの予防接種歴がないことが明らかにされている。三重県以外に岐阜県、和歌山県、名古屋市から参加した若者の感染も確認されている。
 

三重県医療保健部薬務感染症対策課感染症対策班の発表


三重県が発表した麻疹陽性者のデータ
◆「反ワクチン」宗教団体内で発生?
 この「民間団体」について津市の保健所や三重県庁は団体名を公表しておらず、予防接種率が極端に低い集団内で発生したことから、ネット上では「反ワクチン」を指導する特異な団体内で起こったのではないかと憶測を呼んでいた。

 そんな中、医療関係者から寄せられた情報により、この民間団体がミロクコミュニティ救世神教(MC救世神教)であることが判明した。


◆研修で麻疹に罹患した信者がツイート
 MC救世神教の研集会『SWING』の対象者は中高生で、お世話係として大学生も参加している。『SWING』に参加し、麻疹を発症したと思われるアカウントのツイートを見ると

「はしか、しんどい、誰か助けて」

「俺もはしかになってしんどい!」

「ほぼ間違いなくSWINGやな、、、」

「だってあれやろ!スウィング49名の内36名が麻疹やろ?」

「基本自宅で隔離です」

「そうらしいですね!完全感染するみたいなので!」




とのやりとりが確認できた。

 また2015年にSWINGに参加した女性は9日に「またはしかかよ〜無理〜また出停や」とツイートしており、集団内での麻疹発生が初めてではないことを伺わせる。

◆世界救世教直径分派の宗教団体
「新宗教辞典(1990 弘文堂)」等の記述を総合すると、救世神教は世界救世教が中央集権化を強め多くの分派を生んだ70年代に神慈秀明会などが分派となったのと同時期に分派し、岡田茂吉を教祖と仰ぐ救世教本体からの直系分派と捉えられている。
 世界救世教に所属していた後藤英男(1929〜1988)が1970年に独立し創設した救世神教は、2017年12月、教団名を「ミロクコミュニティ救世神教(MC救世神教)」に変更している。
http://dailycult.blogspot.com/2019/01/ms2.html?m=1

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