https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190121-00010001-reutv-m_est

イスラエルの美術館に展示されている、米ファストフードチェーンのマクドナルドのマスコット「ドナルド」が
十字架にかけられた像に批判が殺到し、当局が展示中止を発表した。

同国のハイファ美術館で公開されたドナルド像は等身大で、キリストが十字架にはりつけにされた姿を模している。
昨年、フィンランドの美術館から貸し出されたという。

この「マックジーザス」像に抗議する動きが広がり、前週11日にはデモ隊と警察が衝突。1人が逮捕され、
美術館に発火物を投げ込んだ疑いで2人が捜索されている。この際、数十人が制止を振り切って館内に突入しようとし、
警官3人が負傷。同館は入り口のガラスが割られるなどの被害を受けた。

デモに参加したハイファ市民は「恥ずべき像だ」と話し、「キリスト教徒として、わたしたちの象徴の描写に対する
重大な冒とくと受け取った」と怒りをあらわにした。

ハイファ市長は17日、宗教指導者らと協議した結果、像を早急に撤去すると発表。「キリスト教コミュニティーの怒りや、
これを巡る暴動、負傷者について遺憾に思う」と述べた。撤去の具体的な日時は明らかにしていないが、
もともと月内に返還することになっていた。(ナレーションなし)