製薬数社に青酸カリ? 脅迫文書も同封 毎日新聞にも白い粉

 複数の製薬会社に25日、白い粉の入った封筒が届けられていたことが警視庁への取材で判明した。
 警視庁が簡易鑑定したところ、粉は猛毒のシアン化カリウム(青酸カリ)の可能性が高いという。
 届いた封筒の一部は差出人が「麻原彰晃」となっていた。
 警視庁は毒劇物取締法違反などの容疑で捜査を始めた。

 警視庁などによると、白い粉が入った封筒は少なくとも製薬会社4社に届いた。
 青酸カリを入れた偽物の薬を流通させるという趣旨の文書も同封されていた。

 また、毎日新聞東京本社にも同日午前、白い粉が入った封筒が届き麹町署に届け出た。
 この粉も青酸カリの可能性が高いという。
 製薬会社への脅しとみられる同様の文書が同封されており、死刑執行されたオウム真理教幹部の氏名が列挙されていた。【春増翔太】

 毎日新聞社社長室広報担当の話 本日届いた郵便物については警察に任意提出しました。当社としては今後も捜査に全面的に協力していきます。

毎日新聞2019年1月26日 02時00分(最終更新 1月26日 02時00分)
https://mainichi.jp/articles/20190125/k00/00m/040/454000c