※夜の政治

 米空母艦載機離着陸訓練(FCLP)の移転先候補地として狙われている鹿児島県・馬毛島で違法の疑いがある開発が行われていることを知りながら防衛省は同島の買収を進めています。

 馬毛島は種子島の西約12キロにある広さ約8平方キロの無人島。2011年の日米安全保障委員会(2プラス2)共同文書で硫黄島(東京)で行っているFCLPの移転先として同島が明記されました。

 今月21日には、買収金額について「大筋合意」したとして、原田憲治・防衛副大臣が西之表市を訪問。今月下旬から、馬毛島の動植物の生息状況や気象など移転後の施設整備に向けた現地調査を行うと説明しました。

 <中略>

 日本共産党のまつざき真琴鹿児島県議は「過去には島民・住民の生業を支えてきた『宝の島』です。違法性が疑われる乱開発を行い、行政の調査も拒否し続けてきたような所有者に多額の国費を払い、住民に騒音と危険をふりまく訓練場所として米軍に提供することは断じて許されない」と強調。「買収撤回に向け全力を尽くす」と語っています。

2019年1月28日(月)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2019-01-28/2019012801_02_1.html