徳島県美波町のカメの博物館で、近くの海で見つかった珍しい白いナマコが展示され、注目を集めています。

白いナマコが展示されているのは、ウミガメなどおよそ100匹のカメを展示している美波町の「日和佐うみがめ博物館カレッタ」です。

今月14日、地元の漁業者が近くの海で体長およそ30センチの白いナマコを見つけました。突然変異によって体の色素がつくられなかった個体とみられ、スタッフが「しろみちゃん」と名付け、受付のそばの水槽に入れて展示を始めました。

さらに、今月24日には茶色のまだらの模様がある白いナマコも見つかり、「しろみちゃん」の水槽に一緒に入れられ、2匹は水槽の砂の上やガラスにへばりついてゆっくりと動き回っています。

香川県さぬき市から来た60代の男性は「初めて見ました。珍しいですね」と話していました。

博物館がこの白いナマコについて写真付きでツイッターに投稿したところ、閲覧数が10日間で100万を超え、博物館でも反響の大きさに驚いているということです。

学芸員の田中宇輝さんは「カメのツイートでは頑張ってもアクセス数が2000いくかどうかなので、なぜこんなに人気がなのか、ちょっと嫉妬しています。白いナマコを見に博物館に来てもらい、ウミガメも好きになってほしい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190129/K10011795051_1901291026_1901291028_01_02.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190129/k10011795051000.html