ドイツ政府がFacebookに個人情報収集制限を命令 Facebookは不服申し立てへ

ドイツ連邦カルテル庁(Bundeskartellamt)は2月7日(現地時間)、米Facebookが市場での支配的な地位を悪用し、
ユーザーの同意なしにデータを収集していたとして、同社にユーザーデータの収集を制限するよう命じた。

ユーザーの同意なしに傘下のWhatsAppおよびInstagram、Facebook以外のWebサイトで収集したユーザーデータを
Facebookアカウントに割り当てることを禁止する。

同庁は、Facebookが利用規約で、上記のようなFacebook外でのユーザーデータをFacebookアカウントに割り当てる
ことを前提としてサービスを利用させていると指摘。これにより、同社がユーザーごとに強力な固有のデータベースを
構築し、市場シェア拡大に利用していると説明する。

(中略)

Facebookは4カ月以内にデータ収集に際して明確にユーザーの同意を得るよう規約を修正する必要がある。
Facebookが従わない場合、カルテル庁はFacebookの世界での年間売上高の最大1割に当たる制裁金を科す可能性がある。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1902/08/news074.html

ITmedia ニュース 佐藤由紀子 2019年02月08日 09時02分