北九州市は、小倉北区の小倉城周辺で3月22日から花見客用に照明を設置する広場で、バーベキューなど火気使用を全面禁止するなど利用ルールを見直す。昨年、火気使用を認めた一部エリアで、ごみやこんろを放置するなどマナーが悪い利用があったため。転倒を防ぐ目的で、ロープやひも、コーン標識での場所取りも禁止し、ブルーシートなどの利用を呼び掛けている。

市公園管理課は火気使用禁止の理由として「目に余るごみ放置があった。週末は来客が多く、安全管理の面からも見直すべきと判断した」と説明している。

照明設置は4月7日までで、点灯時間は午後6時45分〜同10時。昨年、場所取り開始時間は午前10時からだったが、今年からは小倉城の開門時間に合わせて午前8時からとする。

小倉城は3月末にリニューアル工事が終了。今年の花見シーズンは多数の来客が見込まれ、同課は「多くの方に楽しんでもらうため、ルールを守った利用をお願いしたい」としている。

=2019/02/09付 西日本新聞朝刊=

昨年4月、こんろやごみが放置された小倉城の「松の丸広場」(北九州市提供)
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