中国がプラスチックごみなど資源ごみの輸入を規制している影響で、ごみとして出される発泡スチロールなどの引き取り費用の高騰が見込まれるため、
岐阜県多治見市は4月から1年間、発泡スチロールと色や柄の付いた食品トレーを、市のごみ処理施設「三の倉センター」で焼却する。

 市によると、現在は発泡スチロールや色柄トレーは業者に引き取ってもらい、中国に輸出して再生原料にしている。
中国が輸入を禁止したことで2019年度の引き取り費用が上昇するため、同センターで焼却処分することにした。
引き取り費用は昨年度は約140万だったのに対し、19年度の見積額は330〜430万円に上る。

 同センターには、ごみを焼却する際の余熱を利用した発電設備がある。
発泡スチロールなどを燃料の補助材として使うことで、発電量の向上につながるという。

 発泡スチロールなどの収集方法に変更はなく、市担当者は「各家庭のごみの出し方はこれまでと変わらない」としている。
20年度以降の処分方法は未定という。

https://www.gifu-np.co.jp/news/20190214/20190214-113973.html
2019年02月14日 08:37