後ろ向きの話題とはいえ、ホンダのニュースが久しぶりに1面などで大きく報じられている。英国のBBCなどのメディアが「ホンダが英南部のスウィンドン工場を2022年に閉鎖する予定だ」と報じたのを受けて、きょうの読売が1面準トップで掲載。朝日や産経なども経済面で取り上げている。

それによると、撤退の理由としては「英国の欧州連合(EU)からの離脱の行方が不透明になっており、英国での生産は競争力を保てないと判断した」とみられる。

もっとも、ホンダの欧州の四輪事業は販売低迷から赤字が続き、工場の稼働率も大きく落ち込んでいることも事実。ホンダのスウィンドン工場では『シビック』シリーズなどを年間約16万台生産。1992年から乗用車の生産を開始し、現在、EU内で同社唯一の四輪車工場である。もともと25万台の生産能力があるが、欧州市場でのホンダの販売は年10万台強とシェア1%程度で、マツダやスズキよりも販売台数が少なく苦戦しているという。

低迷する欧州販売のテコ入れが、6月で社長就任丸4年になる八郷隆弘体制の喫緊の課題でもあるが、英国のEU離脱に伴い欧州事業の不透明感が一段と増してきたのを機に、不採算事業の英国工場をリストラする“便乗閉鎖”との見方もあるようだ。

2019年2月19日付 レスポンス
https://response.jp/article/2019/02/19/319259.html

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