野生イノシシにワクチン使用へ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/20190222/3000003405.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

豚コレラの感染が拡大している原因として、感染した野生のイノシシが
ウイルスを拡散させている可能性があるとして、農林水産省は早ければ3月から
国内では初めて野生のイノシシにワクチンを使用することを明らかにしました。

ブタの伝染病の豚コレラは、岐阜県や愛知県などで相次いで発生していて、
去年9月以降、5つの府県の30以上の養豚場などで殺処分が行われたほか、
野生のイノシシ180頭からもウイルスが検出されています。

農林水産省は、感染したイノシシが移動することでウイルスを拡散させている可能性があるとして、
早ければ3月中旬から野生のイノシシの感染を防ぐワクチンを、岐阜県と愛知県の
感染したイノシシが確認された地域で使用することを明らかにしました。

ワクチンは液体で、破れやすい小さなパックに入れられていて、使用する時には
トウモロコシの粉を固めたエサの中に入れて地中に埋め、イノシシが食べると、
感染を予防することができるということです。
用意されるワクチンは約12万個で、1年で6回に分けて使用される予定だということです。

国内で野生動物に対してワクチンが使われるのは初めてだということで、
農林水産省はワクチンを製造しているドイツから輸入し、専門家の意見を聞いて使用することにしています。
農林水産省は
「飼育しているブタへのワクチンは考えておらず、まずは
イノシシの感染防止に取り組んでいきたい」
と話しています。

02/22 12:49