https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190225-00000004-tncv-l40

24日、北九州市でワシやタカなど猛禽類の一種と見られる大きな鳥が住宅街に迷い込み、ちょっとした騒ぎになりました。

【記者リポート】
「北九州市八幡西区本城です。こちら非常に閑静な住宅街なんですが、私が立っているまさにこの場所に、大型の鳥が出現しました」

24日に撮影された映像では、撮影者が大きな鳥に近づく際のようすが映っています。

【撮影者】
「おっごめん。怖いよ〜」

大きな鳥は弱々しくではあるものの羽を動かして威嚇します。

およそ1時間後、通報を受けた警察官も駆けつけて周囲が慌ただしくなってきました。

すると次の瞬間!

【撮影者】
「飛んだよ!早く捕ま…やだ怖い!早く捕まえて!足が大きい!」

大きな鳥は捕まるまいと最後の抵抗を試みますが、弱っていると見られ、警察官に捕獲され間もなく近くの山中に放されたということです。

【撮影者】
「やばい感じだったし、(都内で)今ミミズクのこともあるので面白いかなと思い撮影した。犬がいて出しっぱなしにしていたので、つつかれずに良かったと思う」

日曜日の静かな住宅街に突如騒ぎをもたらした大きな鳥の正体とは。

北九州市立「いのちのたび博物館」で専門家に映像を確認してもらいました。

【学芸員 中原享さん】
「『ミサゴ』というタカの仲間。腹側の模様がかなり白く、背中が黒っぽいツートンカラーが目立つ鳥はミサゴくらいしかありえない」

住宅街に迷い込んだ鳥の正体は「ミサゴ」でした。

魚を主食とするタカの仲間で、普段は海岸沿いにいることが多い鳥ですが、一体なぜ住宅街に迷い込んだのでしょうか。

【学芸員 中原享さん】
「町の上を飛んでいる状況はよくあるが、完全に道路に降りるのは何かアクシデントやミサゴのコンディションが悪かったということが考えられる」