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JR 中央・総武線停電 送電ケーブルのカバーを金属製に
2019年2月27日 4時05分

東京のJR中央・総武線で25日、送電ケーブルが燃えて停電し、長時間運転を見合わせたトラブルを受け、JR東日本はケーブルのカバーを金属製に交換するなどの防火対策を進めることにしています。

JR中央・総武線の都心の4駅が25日早朝、停電し、4時間余り運転見合わせが続き、28万人に影響が出ました。

JR東日本によりますと、始発前に行った橋桁の工事で出た高温の鉄くずが資材の中に残ってくすぶり、その後、線路脇に置いた資材から送電ケーブルに火が燃え移った可能性が高いということです。

JR東日本では4年前、東京都内の線路のケーブルなどが連続して放火される事件が起き、ケーブルのカバーを「耐火シート」で覆う対策を進めてきました。

しかし、今回火災が発生した現場は、一般の人が立ち入れる場所ではなかったため、燃えやすい樹脂製のカバーのままだったということです。

このため、ケーブルのカバーを金属製に交換する防火対策を進めるほか、送電ケーブルといった重要な設備の近くに資材を置かないことなどを徹底するとしています。

JR東日本東京支社の前川忠生支社長は「お客様はじめ多くの関係者にご迷惑をかけおわびします。原因を調査し再発防止に努めます」と話しています。