漫画家ちばてつやさん、大学の学長に 宇都宮の文星芸大、4月から
2019.2.27 11:54

「あしたのジョー」などで知られる漫画家、ちばてつやさん(80)が、
教授を務めている文星芸術大(宇都宮市上戸祭)の学長に就任することが27日、発表された。
就任は4月1日付。

27日、同大で記者会見に臨んだちばさんは
「日本の漫画やアニメは世界中の子供に勇気、元気、癒やしを与えていると評価されている。
日本の文化として伝えて、若者を育てた方がいい。応援できることや力を与えることができれば」
と意気込みを示した。

ちばさんは笑顔を交え、「これまで教えるというより、迷ったり悩んだりする学生の話を聴き、
外に引っ張り出して散歩したりキャッチボールしたりしてきた。それは学長になっても変わらない」とも。

ちばさんは、平成17年、大学側の招きに応じて美術学部にマンガ専攻が設立された当初から教授を務めている。
宇都宮市は母親の出身地だった。大学によると、教え子の中には漫画雑誌の連載などを持つ漫画家も約10人いる。

ちばさんは、高校在学中の17歳で漫画家としてデビュー。「あしたのジョー」「ハリスの旋風」
「おれは鉄兵」「あした天気になあれ」など数々のヒット作を生んできた。
26年に文化功労章を受章。24〜30年、日本漫画家協会理事長を務め、現在は同協会の会長。

28年4月には、文星芸術大にデジタル技術を活用した新たな漫画の表現方法を研究する
「ちばてつや文星MANGAイノベーション研究所」が設立され、ちばさんが所長を務めてきた。

産経ニュース
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