おととし、仙台地方裁判所の法廷で、警察官2人を刃物で切り付けた男に2度目の判決です。仙台高等裁判所は懲役12年とした一審判決を支持し、男の控訴を棄却しました。

殺人未遂などの罪で判決を受けたのは、山形市の無職・淀川聖司被告(32)です。
淀川被告は、おととし6月、仙台地裁で盗撮事件により実刑判決の言い渡しを受けていた際、隠し持っていたナイフ2本を振り回し、殺意を持って警察官2人の顔や背中を刺すなどしたとされています。
去年、仙台地裁は懲役12年の実刑判決を言い渡しましたが、弁護側は殺意を否定し、「精神障がいの影響もあり刑が重すぎる」として控訴していました。
28日の控訴審判決で仙台高裁の秋山敬裁判長は「危険な犯行で被害者が死亡する可能性も高かった」と殺意を認定した上で、「被告に精神障がいはなく、仮にあっても影響は極めて弱い。刑が重過ぎるとは言えない」として一審判決を支持し、控訴を棄却しました。

仙台放送 3/1(金) 6:20
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