まだ3月だけど… “ユニクロ”入社式 柳井会長が決意
2019年3月1日 19時28分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190301/k10011833291000.html

大手衣料品チェーン「ユニクロ」などを展開する「ファーストリテイリング」は、1日に一足早い入社式を行いました。柳井正会長兼社長は「世界一のサービス業、情報産業をつくりたい」と述べ、顧客などの膨大なデータを商品展開に生かし、ファストファッションの業界で世界トップになる決意を強調しました。

ファーストリテイリングは、ほかの企業より1か月ほど早いこの時期に毎年、入社式を行っていて、東京・江東区の本部で開かれた式には、新入社員およそ330人が出席しました。

この中で、柳井正会長兼社長は「われわれは世界中に進出しているが、さまざまな情報を集めて服を作っている。世界一のサービス業、情報産業をつくりたいと思っていて、皆さんの力に期待している」と述べ、顧客の情報やトレンドなどの膨大なデータを商品展開に生かし、ファストファッションの業界で世界トップになる決意を強調しました。

ファーストリテイリングは、去年8月までの1年間の売り上げが、グループ全体で初めて2兆円を超え、海外での売り上げが国内を上回りました。

業界では「ZARA」、「H&M」に次いで、世界3位となっていて、今後も海外での店舗網の拡大を目指しています。

新入社員の23歳の女性は「デザインのこだわりなど、日本ならではの部分を大事にして、世界を目指していきたい」と話していました。