毎日新聞 2019年3月6日 21時44分(最終更新 3月6日 21時45分)
https://mainichi.jp/articles/20190306/k00/00m/020/259000c

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九州経済連合会の麻生泰会長=福岡市で2019年3月6日午後4時半、浅川大樹撮影

 九州経済連合会の麻生泰(ゆたか)会長(麻生セメント会長)は6日、福岡市での記者会見で、6月に2年間の任期満了を迎える九経連会長職について「責任だと思って引っ張り続けたい」と述べ、4期目続投に意欲を示した。

 麻生氏は2013年6月に就任し、現在3期6年目。会見で続投の意思について問われ、「(会長職は)与えられたチャンス」と前向きに語った。一方で「『代われ』と言われれば代わる」とも述べ、選出手続きに配慮する姿勢を示した。

 麻生氏は麻生太郎財務相の弟。九経連会長は九州電力出身者が務めてきたが、原発の長期停止で九電の経営状況が厳しくなり、前九経連会長の松尾新吾・九電特別顧問が後継指名。九電出身者以外で初めて会長に就いた。九経連内部では、こうした経緯を踏まえ「(麻生氏が)『やりたい』と言う限りはやってもらうのが筋だ」(幹部)との声が上がっている。【浅川大樹】