はやぶさ2 人工クレーター挑戦

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20190305/1050005432.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

先月、小惑星「リュウグウ」への着陸に成功した日本の探査機「はやぶさ2」について、
JAXA=宇宙航空研究開発機構は小惑星内部の岩石を採取するため、
来月表面に弾丸を撃ち込んでクレーター状の穴をつくる、世界初の試みに挑戦すると発表しました。

日本の探査機「はやぶさ2」は先月22日、地球からおよそ3億4000万キロ離れた小惑星
「リュウグウ」への着陸に成功し、JAXAは計画通り岩石を採取できた可能性が高いとしています。
JAXAは5日、今後の探査計画について会見し、来月1週目に「インパクタ」と呼ばれる装置で
小惑星の表面に弾丸を打ち込んで、クレーター状の穴をつくる世界初の試みに挑戦すると発表しました。

候補地は着陸がしやすい赤道付近で、5月以降に穴の内部の岩石を採取するため、2回目の着陸を目指すとしました。
ただし、つくった穴が小さかったり、岩が出っ張ったりして、着陸が難しい場合は、
着陸地点を別の場所に変える可能性もあるということです。
また、当初3回としていた着陸の回数は2回となる可能性が高くなったとしました。

責任者の津田雄一プロジェクトマネージャは
「今月からはやぶさ2を小惑星に接近させて候補地点の詳しい観測を開始する。
人工的にクレーターをつくって岩石を持ち帰るのは世界初なだけに、
情報をしっかり集めるなどして慎重に準備を進め、5月以降、できるだけ早い時期に着陸に挑みたい」
と今後について話しました。

一方、5日は、先月の着陸の際に「はやぶさ2」が撮影した映像も公開されました。
探査機の下にある岩石を採取する装置の先端が地表につく様子や、
巻き上がる小惑星の岩石などが鮮明に映っています。
この映像はJAXAのホームページでも見ることができます。

03/05 19:09