浦河町に住むインド人が近年急速に増えていることから、警察官がインドの文化や習慣を学ぶセミナーが浦河警察署で開かれました。

セミナーの講師は、旅行会社の添乗員として60か国以上を訪れた経験がある浦河町地域おこし協力隊の大嶽薫さんが務め、会場には警察官19人が参加しました。
浦河町には競走馬の育成に携わる仕事をするため4年前にインド人13人が住み始め、現在は133人が暮らしています。
大嶽さんは、浦河町のインド人はイスラム教徒が多く、宗教上の理由から握手や手渡しの際には左手はなるべく使わないようにした方がいいことを指摘しました。
また、仮に身体検査などをする場合も、前もって触ることを伝えるなどマナーに気を配ることが円滑に意思疎通をはかるコツだと話していました。
セミナーに参加した警察官は、「日本人が知らない外国人のルールや知らないことを学ぶいい機会になった」と話していました。
大嶽さんは、「相手の文化を理解することでお互い楽しく暮らしていける」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190307/0008489.html