デジタル経済の成長をけん引してきた半導体市場が急減速している。1月の世界市場は30カ月ぶりに前年水準を割り込んだ。米ネット大手のデータセンター投資や中国の自動化投資ラッシュなど、近年の需要急拡大を支えた立役者がそろって足踏みしているのが理由だ。市場規模が年50兆円に達する半導体産業は、技術革新や経済波及の要を担うだけに、下向き始めた市場の先行きに注目が集まる。

2019/3/8 1:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42179110X00C19A3EA2000/