https://r.nikkei.com/article/DGXMZO42491460V10C19A3000000?n_cid=SNSTW001

ウーバー、4月に上場申請か 米報道
2019年3月15日 5:25

【シリコンバレー=白石武志】米ライドシェア最大手のウーバーテクノロジーズが4月にも新規株式公開(IPO)を正式に申請する計画であることが14日、分かった。米ロイター通信が関係者の話として報じた。ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は過去の講演などで19年後半の上場を目指す考えを示していたが、ライバルの米リフトが3月上旬に上場申請したことで時期を前倒ししたとみられる。

ロイターによるとウーバーは上場のために義務付けられている情報開示を4月に実施し、その後、投資家の需要などを探るための説明会(ロードショー)を始める見込み。ウーバーは18年12月に内容を非公開としたIPOの準備書類を米証券取引委員会(SEC)に提出したと報じられていた。

米調査会社のセカンドメジャーによると19年1月時点の米国のライドシェア市場におけるウーバーのシェアは68.5%、リフトは28.9%。上場時期がほぼ重なることで、米ライドシェア2強は株式市場からの資金調達でも競うことになる。