ウナギの稚魚のシラスウナギの漁獲量は、今シーズンは136キロ余りと2年連続の不漁となりました。
今シーズンは漁の期間を延長しないことから、記録が残る中で最も少なくなりました。

ウナギの稚魚をとるシラスウナギ漁は、鹿児島県でも志布志湾などで盛んに行われています。

今シーズンの漁は、去年12月10日に解禁され今月10日までの90日間にわたって行われました。

鹿児島県のまとめによりますと、今シーズンの漁獲量は136キロ余りで、記録が残る昭和45年度以降で最も少ない量となりました。

県内のシラスウナギの漁獲量は2年連続の不漁となりましたが、昨シーズンは漁獲量が伸びなかったことから、鹿児島県が漁業関係者の要望を受けて漁の期間を21日間延長していました。

漁業関係者からは今シーズンも延長するよう要望が出されましたが、県は延長したとしても潮の満ちひきの関係でシラスウナギがとれる見込みが低いなどとして延長しないことを決めました。

鹿児島県水産振興課は「来シーズン以降漁獲量が回復するか慎重に見極めるとともに、資源回復に向けた取り組みを引き続き進めていきたい」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20190320/5050005939.html