「鍋パーティー」で、部下に沸騰したスープをかけるなどの暴行を加え、重傷を負わせた女らに実刑判決です。

判決によりますと、田中美智子被告(39)と岸川和樹被告(32)は、去年3月、大阪府茨木市の田中被告が経営していた居酒屋で、アルバイトの男性(40代)に鍋の沸騰したスープを何度もかけた上、殴る蹴るの暴行を加え重傷を負わせました。田中被告らは起訴内容をおおむね認め、検察は「被害者の態度に腹を立て、日常的に暴行していた」などと指摘しました。判決で、大阪地裁は「被害者にはコミュニケーションが取れないほどの意識障害が残り、結果は重大」などとして、田中被告に懲役8年、岸川被告に懲役4年を言い渡しました。