4月に社名を「日本製鉄」に変更する新日鉄住金の鹿島製鉄所(鹿嶋市光、佐藤直樹所長)で21日、正門看板の付け替え作業が始まった。

看板は約1・8メートルの高さに設置され、縦2メートル、横7メートルの大きさで、両面に社名が書かれている。2012年10月に住友金属工業と新日本製鉄が合併した際に新調された。

今回の更新では、既存看板の現社名の上にステンレス製の板を取り付け、新社名の文字に切り抜いたカッティングシートが貼られるる。24日に完成予定で、4月1日までは公開せず、現社名のシートをかぶせる。

同製鉄所は1968年12月に住友金属工業3番目の製鉄所として開所。昨年、50周年を迎えた。今回の社名変更で、地元で親しまれた「住金」の名が消える。82年から同製鉄所で働く総務部人事総務室の東條義彦主査(55)は「なじみのあった名がなくなるのは寂しい。ただ、新しい社名は合併した両社が融合した証しでもある」と語った。

このほか、同社が命名権を取得している同市神向寺の県立カシマサッカースタジアム第2ゲートの装飾なども、3月中に更新される。(藤崎徹)

茨城新聞社 3/22(金) 4:00
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