【ローマ共同】欧州歴訪中の中国の習近平国家主席はローマで23日、イタリアのコンテ首相と会談した。会談に合わせ、両国は中国の提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」協力に関する覚書に署名した。先進7カ国(G7)で初めての一帯一路への参画となる。

 一帯一路を巡っては支援対象国で債務が拡大している問題や、港湾など交通の要衝を中国が支配することによる安全保障上のリスクから、米国や欧州連合(EU)は懸念を抱く。習指導部はイタリアを取り込み、こうした懸念を念頭に対中戦略で結束しようとする欧米にくさびを打ち込んだ形だ。

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