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総額100兆円超の新年度予算案 きょう成立へ
2019年3月27日 4時12分新年度予算案

一般会計の総額が初めて100兆円を超える新年度予算案は27日、参議院の予算委員会と本会議で採決が行われ、可決・成立する見通しです。

新年度予算案は、消費税率の引き上げに伴う景気対策の費用のほか、幼児教育と保育の無償化の経費や、新型迎撃ミサイルシステムを導入する費用などが盛り込まれていて、一般会計の総額が101兆4571億円と、初めて100兆円を超えました。

参議院予算委員会の理事会で26日、与野党は審議日程を協議しましたが折り合わず、自民党の金子委員長が27日に委員会を開いて、締めくくりの質疑と採決を行うことを職権で決めました。

予算案は27日午後、参議院本会議でも採決され、可決・成立する見通しです。

これを受けて、与党側は10月の消費税率の引き上げに合わせて幼児教育と保育を無償化する法案の審議を進め、早期成立を図る方針なのに対し、野党側は待機児童の解消を優先するよう求めていく考えです。

また、与党側は児童虐待の防止策を強化する法案を今の国会で確実に成立させるため、来月中旬にも衆議院で審議に入りたいとしている一方、野党側も独自の法案を提出する方針で、今後、審議の進め方などをめぐって調整が行われる見通しです。