http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3632148.htm

マドリードの北朝鮮大使館襲撃事件、犯人の国籍「墨・米・韓」

2019/03/27

 スペインにある北朝鮮大使館が襲撃された事件で、スペインの裁判所は、犯行グループがメキシコ、アメリカ、韓国の国籍を持つ男たちだったと明らかにしました。

 この事件は先月、スペインのマドリードにある北朝鮮大使館が襲撃され、パソコンや外付けハードディスクドライブなどが奪われたものです。

 ロイター通信によりますと、スペインの高等裁判所は事件の捜査結果について述べた文書の中で、犯行グループは10人で、国籍はメキシコ・アメリカ・韓国。「人権活動グループ」を名乗っていたとしています。
 グループは襲撃の際、北朝鮮の臨時代理大使を地下に閉じ込め、亡命するよう迫ったものの、臨時代理大使は応じなかったということです。

 また、犯行グループの一人で、アメリカ在住のコリア系メキシコ人、アドリアン・ホン・チャン容疑者が事件の5日後にアメリカのFBIに接触し、大使館から奪ったとみられる映像や音声データの提供を申し出たとしています。

 グループは犯行後、4つに分かれて隣国ポルトガルに逃げましたが、ロイター通信は、スペインの高裁判事は犯行グループ全員がアメリカに渡ったとみていて、アメリカに対し、容疑者の引き渡しを要求する見通しだとしています。