2019年4月6日 9時02分
およそ40年にわたって走り続けてきた京急電鉄の「800形」がことし6月で引退するのに合わせて6日、記念の乗車券が発売され、早朝から券を買い求める大勢の人が列を作りました。

京急電鉄の「800形」は、およそ40年前の昭和53年に導入され、赤と白の車体カラーや昔ながらの片開きの扉などで人気を集め、多くの鉄道ファンや利用客に親しまれてきました。

この「800形」が老朽化が進んだためにことし6月で引退することになり、6日に記念の乗車券の販売が始まりました。

乗車券が販売されている京急蒲田駅では早朝から1000人以上の鉄道ファンが集まって駅の建物の外まで続く長い列を作り、午前6時の発売開始とともに次々と乗車券を買い求めていきました。

乗車券は京急蒲田駅と新逗子駅から一定の区間で利用できる4種類の切符が1組になっていて、5000セットが1組2000円で販売されています。
さらに乗車券を購入した人のうち抽せんで当たった人は6月に運行する「800形」の特別貸し切り列車に招待されるということです。

乗車券を購入した中学3年生の男子生徒は「朝4時から並びました。800形はみんなに愛されていたのでお疲れさまですと言いたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190406/k10011875061000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190406/K10011875061_1904060900_1904060902_01_02.jpg