ツイッター上の情報などをまとめたウェブサイト「ネットギーク」の記載で名誉を毀損されたとして、東京都内のITコンサルタントら男女5人が8日、サイトの運営会社と代表取締役などに計1650万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。

 訴状によると、ITコンサルタントの男性はツイッターでたばこの煙を嫌う内容の投稿をしたところ、実名を挙げて「タバコに文句を言う奇行」と掲載された。テレビ番組に出演した別の男性は「結婚できないのは偏屈な人格が原因」とされた。いずれも侮辱する表現で、社会的評価を低下させたと主張している。

 コンサルの男性は提訴後に都内で記者会見し「事実を曲げて、一般人を集団リンチするようなサイトだ。対象になった人たちは精神的に苦痛を受けている。放置できない」と訴えた。

2019.4.8 19:07 サンスポ
https://www.sanspo.com/geino/news/20190408/sot19040819070009-n1.html
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「結婚式の近くでお姫様のコスプレするな。私が主役なのに目障りだ」。実際には書いていないこうした内容をツイートしたかのような記事をネット上に掲載されたなどとして、20代の女性らがサイトの運営側に損害賠償を求める訴えを起こした。

◆取材は一切なく…記事掲載で保育園に非難相次ぐ

沖縄・宜野湾市にある緑ヶ丘保育園。園長が、怒っていた。

緑ヶ丘保育園 神谷武宏園長「こういうふうに『園側の自作自演』って言われると、『園長がやった』って言われると、本当にたまらないですね」

園長が怒る理由は、あるサイトに掲載された記事。

──保育園に落ちた米軍ヘリの落下物、自作自演疑惑が浮上

保育園では2017年、アメリカ軍のヘリコプターの部品が屋根に落下する事故が起きた。原因はいまも調査中だが、記事は、保育園側が仕掛けたものではないかと疑いをかけるような内容だった。

しかし、園長にはサイトからの取材は一切なかったという。

緑ヶ丘保育園 神谷武宏園長「(サイトから取材は)ないですよ。聞いたことがない」

保育園には自作自演を非難する電話やメールが相次いだ。

◆「集団リンチを見せて見物料を取るのと同じ」

記事を載せた「ネットギーク」は、SNS上の話題などをまとめているサイトだ。このネットギークをめぐり、8日、新たな動きがあった。

ネットギークを訴えた男性「これでお金を稼ぐということは、正直に言って、集団リンチを見せて見物料を取っているということと同じなので、これは放っておいてはいけないのではないかと」

大学教授ら5人が、自らのSNSに書いたことと異なる内容の記事で名誉を傷つけられたなどとして、ネットギーク側に損害賠償を求める訴えを起こしたのだ。

原告のひとり、20代の女性会社員は、去年、東京ディズニーシーのホテルで結婚式を挙げ、コスプレをした部外者が入り込まないよう配慮を求めるメッセージをツイートした。

──一生に一度の結婚式を催している、チャペルや披露宴会場の近くでの仮装は本当にやめてください
──何卒ご配慮いただきたく思います

ところが、このツイートを取り上げたネットギークの記事のタイトルは…

──お姫様コスプレがうろちょろ!目障りだから気を使え
──私が主役なのに目障りだ

顔写真まで勝手に載せられ、ネット上では女性への批判が相次いだという。

ネットギークを訴えた会社員の女性(20代)「『女のヒステリーだろう』とか『おまえのほうがブスだ』とか、関係ないことを突然言われたりとかもありました。怖さもあったんですけれども、それよりも悔しいですとか、怒りの方がかなり強かったです」

◆元ライターが見せてくれた、驚きの「編集マニュアル」

なぜこのような記事が…。日本テレビは、元ライターの男性から話を聞くことができた。見せてくれたのは、以前使われていた「編集マニュアル」。例えば、タイトルの付け方については…

──大げさにする
──ついクリックしたくなる隠し方をする

ライターの報酬は、記事がシェアされた数に応じて決まると書かれていた。シェアが1万を超えた場合、3000円〜6700円。しかし、500未満だと0円に。

ネットギークの元ライターの男性「自分で取材をしてまじめな記事を書くというよりも、人をあおる記事を書いたほうが楽に読めるので、いつかこうなるだろうなと思っていました」

◆「ネットギーク」側とは連絡取れず

以下ソース先で

2019年4月8日 19:22 日テレニュース
http://www.news24.jp/articles/2019/04/08/07427148.html