インターネット上のオークションサイトに、新元号「令和」にちなんだドメイン(ネット上の住所)が次々と高額で出品されている。

 「令和」を社名に取り入れる企業が増える可能性を見越し、転売が目的とみられる。中には800万円という価格設定もあり、新元号発表から1週間以上たってもなお、「商戦」は過熱気味だ。

 「r−e−i−wa.com」「令和不動産.jp」「reiwawoman.com」−。オークションサイト「ヤフオク!」には「令和」の文字列を含むドメインが数多く出品され、「企業におススメ」「このドメインで情報発信を」などの宣伝文句が並ぶ。

 ドメイン登録は早い者勝ちで、同じものを二重に登録することはできない。先に取得者がいるドメインを使用したい場合、買い取るか譲り受けるかしかない。確実に転売できるとの目算からか、落札を待つドメインの中には800万円という「強気」な価格設定もあった。

 ITジャーナリストの三上洋氏は「出品ドメインはすべて本物だろうが、使用価値があるものは少ないだろう。出品者は、令和商戦の過熱報道に便乗し、誰かが間違って買うことも期待しているのではないか」と指摘している。 

http://news.livedoor.com/lite/article_detail/16294634/
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