部活中の暴行 学校の責任認めず
(とっとり県)

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20190412/4040002431.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

6年前、琴浦町の中学校に通っていた男子生徒が上級生から暴行を受け後遺症が残ったとして
上級生と学校側に賠償を求めている裁判で、鳥取地方裁判所は訴えの一部を認め、
上級生側に350万円あまりを支払うよう命じました。
一方、暴行を予測することはできなかったとして学校側の責任は認めませんでした。

訴えていたのは6年前、琴浦町の中学校に通っていた当時、1年生の男子生徒で
部活動中に上級生から顔を10回以上殴られるなどいじめを受け、
PTSD=心的外傷後ストレス障害などの後遺症が残ったとして上級生と琴浦町に
あわせておよそ5900万円を支払うよう求めていました。

これまでの裁判で上級生側は「殴ったのは2回で正当防衛だった」と主張し、
学校側は「生徒どうしのけんかで責任はない」などと主張していました。

12日の判決で鳥取地方裁判所の藤澤裕介裁判長は
「現場にいた別の生徒の証言などから、暴行は顔を2回殴り、太ももを2回蹴った範囲で認められるものの、
PTSDなどの後遺症が残るほどではなかった」と指摘しました。
その上で「生徒の暴行を予測することはできなかった」として学校側の責任は認めず、
暴行した上級生側に対し、慰謝料など350万円を支払うよう命じました。

判決について、原告の弁護士は
「学校側の責任がまったく認められず、驚いている。控訴する方向で検討したい」
と話しています。

一方、上級生側と琴浦町はいずれも「コメントは差し控えたい」としています。

04/12 18:50