>>856
>折衷的な案としては、いまの枠組みで、財政支出拡大をインフレ率2%まで、あるいは名目成長率4%まで行うこと。
>その国債は銀行経由で日銀に引き受けさせること(これは将来インフレになった時のヘッジとして使うためプールしておく)

日本でMMTを熱狂的に支持する連中は経済音痴や国家社会主義者が多いので、まともに相手にしない方が良い

現実的なシナリオとしては名目成長率は1.5%から3.0%ぐらいで良いと現政権は考えていると思う
「名目成長率4%まで」という上限はインフレターゲットの標準理論に沿ったもので、現実的にはそれ依然に経済を微調整(例えば公共事業の一段カット)しようとするはずだ

>現実にはMMT原理を持ち出さなくとも、現状でも日銀の結果的な国債引き受けでほぼ同様のことはできている。

項目の中で最大の問題は「予算制約なし(財政赤字拡大容認)」 となり、これによってミニバブル(民間での信用の拡大)を引き起こすシナリオで絶大な災禍を招くと懸念しているのだろう

財務省もここに至って、インフレそのものを警戒しているわけはなく、むしろ人口減少のデフレ圧力と金融緩和のバランスをとりにいっているはずだ
警戒しているのは金利の上昇率やミニバブルの形成、財政支出・公共事業による景気過熱によるリソースの枯渇と競争力低下、そして資源の不効率な配分による競争力低下からの通貨の信用度を支える対外純資産の消滅だろう