1日の改元を前に、広島県尾道市の老舗のかまぼこ店では、新しい元号の「令和」の文字が記された記念のかまぼこ作りが行われました。


「令和」の文字入り 記念かまぼこ作り 広島
2019年4月29日 13時04分

シェアする
1日の改元を前に、広島県尾道市の老舗のかまぼこ店では、新しい元号の「令和」の文字が記された記念のかまぼこ作りが行われました。

大正2年に創業した尾道市の「桂馬蒲鉾商店」では、1日から元号が「令和」にかわるのを前に、記念のかまぼこを販売するため、朝早くから職人たちが紅白のかまぼこを練り上げました。

そして、熱を加えたあと、職人が白いかまぼこに型紙を当てて、いかの墨で「令和」の文字を記し、赤いかまぼこには、「令和」の典拠、いわゆる出典となった万葉集の序文にちなんで月と梅の木の絵を描きました。

かまぼこはさらに蒸したうえで完成し、紅白の限定30セットを1セット税込み5400円で30日午前9時から店で販売するということです。

「桂馬蒲鉾商店」のおかみの村上芳子さんは「日本の伝統的なかまぼこを、『令和』の時代にもたくさんの人に食べてほしいという思いで作りました」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190429/K10011900591_1904291248_1904291304_01_02.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190429/k10011900591000.html