ソフトバンクG「10兆円ファンドのIPO検討」 米紙報道
2019年5月3日 22:51
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO44418670T00C19A5TJC000?s=0

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は3日、ソフトバンクグループ(SBG)が10兆円規模の投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の新規株式公開(IPO)を検討していると報じた。ファンドによるスタートアップ企業への投資を拡大するために多額の資金調達を目指す方針としている。
同紙が複数の関係者の話として伝えたところでは、SBGは2017年に発足した第1号ファンドに続く同規模の第2号ファンドの立ち上げも検討。既存ファンドへ数十億ドル規模の出資を呼び込むため、オマーンと交渉しているという。ソフトバンクグループ広報は報道に対し「コメントを控える」としている。
第2号ファンドについては、SBG副社長でビジョン・ファンドを率いるラジーブ・ミスラ氏が先月29日に米国で開かれた国際会議で「数カ月以内に2号ファンドの立ち上げを始めたい」と話し、早期の発足を目指す考えを表明している。