母親、起訴内容認める=夫の傷害ほう助、懲役2年求刑−小4女児虐待死で初公判
2019年05月16日17時36分

千葉県野田市で1月、小学4年栗原心愛さん=当時(10)=が自宅浴室で死亡した虐待事件で、
傷害ほう助罪に問われた母なぎさ被告(32)の初公判が16日、千葉地裁(小池健治裁判長)であり、
同被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めた。検察側は懲役2年を求刑した。

起訴状によると、なぎさ被告は1月22〜24日、父勇一郎被告(41)による
心愛さんへの暴行を知りながら制止せず、指示を受けて食事を与えないなどし、
同被告を助けたとされる。
 
なぎさ被告は捜査当局の調べに対し、勇一郎被告からDV(ドメスティック・バイオレンス)を受けていたと供述。
捜査関係者によると、「娘をかばおうとしたら暴力を受け、止められなかった」などと話していた。
 
勇一郎被告は、心愛さんの顔に冷水シャワーを浴びせるなどの暴行を加え、
1月24日に死亡させたなどとして傷害致死罪などで起訴されている。
同被告は、なぎさ被告に対する暴行罪でも起訴されたが、公判期日は決まっていない。

時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019051600699