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34年ぶりに貯水率がゼロになったダムであらわになった湖底に無断で降り立つ人が続出し、問題になっている。

とうとう貯水率ゼロとなったダム。愛知県にある宇連ダムだ。先月11日にすでに貯水率22.8%だったが、
それでもダムらしく水をたたえていた。ところが、貯水率ゼロは1985年以来、34年ぶり。場所によっては
記録的な大雨だというのに、なんと皮肉なことか。
 
本来は湖底に沈んでいた橋を渡る人がいる。どうやってここに降りたのか。大変、危険だ。
 
水資源機構豊川用水総合事業部・大牧千木総務課長:「非常に危険な急な崖地を伝い歩くように降りるしかない。
滑落してしまうことにもなりかねないし、足元に他に人がいれば落石をもたらすことにもなりかねない」
 
上流側にも…。
 
水資源機構豊川用水総合事業部・大牧千木総務課長:「そもそも、貯水池の中には立ち入らないで頂きたい。ほんとに入らないで頂きたい」
 
21日にかけ、東日本の広い範囲で雨となって東海地方も局地的に強い雨になる恐れがある。よほどの豪雨でもない限り、
いきなり濁流が上流から流れ込むことはないというが、それでもダムに流入する水をあらかじめコントロールする設備はないという。
何しろ、数十年ぶりの事態。人間の想像を超えた危険が潜んでいる可能性には留意する必要がある。