レース用バイク不正登録、排気量偽った疑い 浜松の業者ら逮捕 

 排気量が600CCのレース用大型オートバイを250CCなどと偽って
登録申請を不正に行い、無車検で公道を走ったなどとして、天竜、浜松東署、
県警交通指導課は22日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用と
道路運送車両法違反の疑いで会社員の男(37)=浜松市東区植松町=を、
電磁的公正証書原本不実記録・同供用と同法違反ほう助の疑いで浜松市南区の
オートバイ販売・修理業社長の男(46)=同市南区法枝町=を逮捕した。

 2人の逮捕容疑は共謀し2015年、レース用大型オートバイを原付二種
(51〜125CC)に区分される小型バイクとして登録するため、
浜松市の職員に虚偽の申請をし、職員に不実の電磁的記録をさせたほか、
18年に市内の軽自動車検査協会に対し、車検が必要ない250CCと偽り、
不正ナンバーを取得した疑い。会社員の男は今年1月上旬、このオートバイを
天竜区内で無車検走行した疑い。

 関係者によると、オートバイの整備不良などに気付いた天竜署員が会社員の
男を追跡し、発覚したという。
 県警は4月下旬、オートバイ販売・修理業を家宅捜索し、関係書類を
押収していた。大型オートバイの排気量を偽ることで車検代や整備代など
必要な負担を免れる狙いがあったとみて調べを進める。


静岡新聞(2019/5/22 17:00)
https://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/636577.html