https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190530/k10011934881000.html

茂木経済再生担当大臣は、自民党竹下派の会合で、川崎市で、小学生ら19人が
死傷した事件の容疑者が、いわゆる「ひきこもり」だった可能性を指摘したうえで、
来月決定する「骨太の方針」に、ひきこもりの人たちが社会から孤立しないための
支援策を盛り込む考えを示しました。

この中で、茂木経済再生担当大臣は、28日の川崎市の事件に触れ、
「加害者は、社会から隔離された、ひきこもりの生活をしていたようだ。
加害者自身は51歳だったが、今、ひきこもりがいちばん多いのは、35歳から45歳の
『就職氷河期』と言われる世代で、このうち40万人近い人がひきこもりの状況だ」と指摘しました。

そのうえで、「ひきこもりの人たちへの対応は、状況に応じてかなり違ってくると思うが、
少なくとも社会と接触し、社会に参加できるような対応を『骨太の方針』の中にもしっかり
書き込んでいきたい」と述べ、来月決定する「骨太の方針」に、ひきこもりの人たちが社会から
孤立しないための支援策を盛り込む考えを示しました。