【中国ウイグル侵略】 民族浄化 ウイグル族女性の悲しみ 

■新疆ウイグル自治区(=旧東トルキスタン共和国)は、1949年に人民解放軍が侵入し、中共に編入された。

自治区として発足したのは1955年である。現在人口2000万人、その4割がウィグル人で、漢族は同化政策により著しく増えて、同じく4割を占めると言う。面積は166万平方キロで、日本の約4倍。
 中共政府のウィグル族支配体制は過酷である一方、イスラム教徒による東トルキスタン独立運動に対して弾圧を加えている。
 チベット自治区でもそうだが、中共は人工中絶の強化や他地域へウィグル人女性を強制的に移動させ、民族浄化を行っている。産経ニュースによると
「ウイグル女性40万人を域外就労」 中国に警鐘
2007.11.1
 【ワシントン=山本秀也】米国在住の著名なウイグル人女性人権活動家、ラビア・カーディル氏は31日、米下院人権議員連盟(座長・ラントス外交委員長)の会合で、
中国当局が新疆ウイグル自治区で進める若いウイグル人女性40万人を対象とした組織的な域外就労について報告し、労務対策に名を借りた中国への文化、民族的な「同化政策」として警鐘を鳴らした。
「ウイグルの母」と呼ばれる同氏は、11月7日から初めて訪日し、東京、大阪など各地でウイグルの実情を訴える。
 組織的な就労は、カシュガル、ホータン、アクスなど自治区南部のウイグル人比率の高い地域で2006年6月から始まった。
就労先は天津、青島(山東省)など中国沿海部の都市で、15−22歳のウイグル人女性が対象となっている。第11次5カ年計画(06−10年)の間、計40万人(実際はそれ以上)を自治区外に労働力として送りだされたとされる。
 就労先は縫製工場など。見習い期間後は900−1100元の月給が支払われる約束だが、カーディル氏は「事態はまったく違う」として、日常的な12時間労働や不衛生な宿舎環境など、ひどい待遇を非難した。
 中国共産党カシュガル地区委員会の史大剛書記は、この就労政策を「農村労働力の移転」として、今年4月の地元会議で大胆な推進を表明。
「ウイグル族の外部就労を妨げる者は、カシュガル、ウイグル民族の罪人である」として、抵抗の排除を訴えていた。
 政策の狙いについてカーディル氏は、(1)安価な労働力確保(2)中国文化への同化策(3)ウイグル人女性と同族男性の婚姻を抑える一方、多数派である漢族男性との婚姻機会を広げる(4)自治区内でのウイグル人比率の低減−を指摘した。
 カーディル氏は、「ウイグルの文化では、生活様式や価値観への配慮を欠いたまま、女性を意志に反して民族社会から連れ去ることは、最も屈辱的で挑発的なことだ」と発言。
北京の米国大使館による実態調査や、米議会の決議採択を求めた。