【中国】汚職相次ぐ中国共産党「自浄を」習氏が危機感[06/18]
 【北京=竹内誠一郎】中国中央テレビによると、習近平共産党総書記は18日、北京で党幹部らを
集めた会議で演説し、「人心を集められるかどうかは、党の生死存亡に関係する」との強い危機感を
示す表現で、幹部らの汚職が相次ぐ党の自浄を訴えた。

 会議は、人民に奉仕する「大衆路線」の教育実践活動についての討議がテーマ。習氏は、党内の
形式主義、官僚主義、享楽主義、ぜいたくの気風の4点が大衆からの反感を招いているとし、同活動の
「主要任務」として、解決を呼びかけた。

 習指導部は昨年12月、簡素な接待などを求める8項目の風紀改善策を定めるなど、党への求心力を
高めるための「大衆工作」を強化している。党機関紙「人民日報」などは6月に入り、大衆工作の重要性を
訴えるキャンペーンを展開していた。


YOMIURI ONLINE: 2013年6月18日21時53分