世界自然遺産の北海道・知床で6日までに、頭部が白っぽく、目の周りが黒いパンダのようなヒグマ1頭が撮影された。ほかのヒグマと顔を寄せ合ったり、キスをするように口元をもう一方の頬に寄せてじゃれ合ったりしている様子を、旭川市の公務員、中瀬泰広さん(51)が写真に収めた。

 中瀬さんは5月31日午前10時ごろ、知床半島の岸辺のヒグマを沖合から見学するツアーで撮影した。「まるでパンダのようでかわいかった」と話した。

 自然環境保全に取り組む知床財団によると、写真のヒグマ2頭はオスとメスとみられ、白っぽい毛のヒグマが知床で見られるのは珍しいという。(共同)

毎日新聞2019年6月7日 23時08分(最終更新 6月7日 23時08分)
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