GDP、年2.2%増に上方修正=設備投資底堅く−1〜3月改定値

 内閣府が10日発表した2019年1〜3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.6%増、この成長ペースが1年続いた場合の年率換算では2.2%増となった。
 設備投資が底堅く、速報値(前期比0.5%増、年率2.1%増)から上方修正された。

 法人企業統計など最新のデータを反映した。設備投資は人手不足への対応が課題となるサービス業などの非製造業を中心に比較的堅調に推移し、速報段階のマイナスからプラスに転じた。

 一方、公共投資は1.2%増(速報値1.5%増)、住宅投資は0.6%増(同1.1%増)に、それぞれ下方修正された。
 GDPの過半を占める個人消費は0.1%減、輸出は2.4%減、輸入は4.6%減で、いずれも変わらなかった。

時事通信 2019年06月10日11時19分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019061000205