「需給ギャップ」というのがあるだろ。

いまの日本は、.需要が少ないのに、無理に供給を増やしている。
(1-3月期はプラスだったらしい。昨年、土建を増やした影響と思われる。)

庶民は、大資本にむしり取られて、金を持っていないから、
国がもっと借金をして、どんどんムダな公共事業をやれと言っているんだが、
そんなことをして、国が、国民が、豊かになるとでも思っているんだろうか。

大資本を肥え太らせ、
将来世代に、借金などの負の遺産を残すだけなのにだ。

わかりやすい話でいいうと、家を買える人間(需要)よりも、
建てる(供給)方のペースが上回る、これを住宅バブルというが、
これはつまり、実体経済よりも金融資本が上回っているときに起きる。

http://56285.blog.jp/移民/なぜバブルは起きるのだろうか.png

非正規労働者は、ふつうローンは組めないから、家は買えないんだけど、
サブプライムローンというのは、ローンを債権化してリスクを見えにくくすすることで
うまいことごまかしていたわけなんだよ。

日本銀行や年金基金のカネが、金融市場に大量に流れ込んでバブルが起き、
同時に、外国人労働者や定年退職した雇い直しの人たちが
労働市場に大量に流れ込んだことで、労働条件が上がりにくくなっている。

その結果、株価は上がっていて、「かぼちゃの馬車」のような
上級国民向けの金融商品が売られるようになっていたが、
これもスルガ銀行とつるんだ偽装融資がバレて、一気にしぼんでしまった。

今のように、資本が一部に偏っていると、国民全体でみたときに、
経済活動は停滞してしまい、空回り,して、ムダなものが作られてしまう。

資本を意図的に偏らせるというのは、支配が目的なんだよ。