累積損失92億円を抱える農林水産省所管の政府系ファンドから取締役のポストを提示された財務省が、経営責任を負わされることを懸念して拒否していたことが分かりました。

 「農林漁業成長産業化支援機構」は、政府が成長戦略として300億円を出資しましたが、累積損失は92億円に膨れ上がっています。こうしたなか、機構から先月までに取締役としての出向を求められた財務省が損失額や経営計画について責任を取らされることを懸念し、要請を断わったことが関係者への取材で分かりました。ANNの入手した内部資料では政府系金融の商工中金などもすでに出向をやめています。損失の拡大に具体策が打ち出せない状況が続いています。

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