夜の政治
7/5(金) 16:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190705-00000006-kobenext-soci

与野党を問わず、国会議員の不用意な失言や暴言が目立っている。背景として、有識者らは「断言型」の演説の流行や、インターネットの会員制交流サイト(SNS)の影響などを指摘。参院選が4日公示され、各地で論戦が繰り広げられる中、「言葉」から政治家の資質を見極める必要性も説く。

【図】この1年で問題になった言葉


 4月、東日本大震災の被災地を地盤とする自民党の高橋比奈子衆院議員のパーティーで、桜田義孝五輪相(当時)が「復興以上に大事なのは高橋さん」とあいさつし、直後に更迭された。立憲民主党の枝野幸男代表も同月、ラジオ番組で、予算委員会集中審議の早期開催に否定的な与党について「登校拒否みたいな話だ」と述べ、例えが不適切などと批判されて訂正した。

 「政治家の日本語」という著書もある信州大学の都築勉名誉教授(政治学)は、政治家の言葉が変質したのは、2001年に就任した小泉純一郎元首相が「自民党をぶっ壊す」と訴えた時期からだとする。

 党内や他党を説き伏せるより、有権者の注目を集める発言に軸足が移り、分かりやすい言葉で単純化した演説が人気を集めるように。さらに衆院の小選挙区制導入などで派閥が弱体化し、“抑え”がなくなった自民の若手議員がSNSなどで奔放に主張し始めた。

以下ソースで