東京都荒川区の和菓子店の業務用冷蔵庫で、7日未明に大学1年、木津いぶきさん(18)の遺体が見つかった事件で、店内から遺書のような書き置きが見つかっていたことが捜査関係者への取材でわかった。
店の経営者で、自殺した父親(43)が残したとみられ、警視庁尾久署は無理心中を図ったとみている。

 捜査関係者によると、書き置きは「2人で死のうと思う」などと書かれていた。家族は父親の様子について、「最近、暗かったが、事件に心当たりはない」と話しているという。

 父親は6日夕、妻に「仕事が終わった」とSNSで連絡。その後、電話で「娘を切った。死にたい」などと話し、連絡が取れなくなった。7日朝、さいたま市内の河川敷で首をつって死亡しているのが見つかった。

 8日の司法解剖の結果、木津さんの死因は首の圧迫による窒息で、同署は、父親が木津さんの首を絞めたとみて裏付けを進めている。

(読売)